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使ってますか"text-overflow"?

結構使われている?そうでもない?

使っている方も多いとは思いますが、あまり見かけないようにも思えます。
要は、要素をはみ出した文字部分を切ったり、「...」で補完したりするCSS3のプロパティなのですが、これ、案外便利だと思いました。

もともとはIEの独自拡張だった(未確認)ようですが、現行のブラウザではほぼ実装済みで、スマートフォンのブラウザ(iOSのmobile Safari / Android標準ブラウザ)でも問題なさそうです。

多くの場合は「省略されていることを明示する」という観点からも、省略した部分を「...」で補完するタイプが使われていると思うのですが、この「...」をあまり見かけないので、どのくらい使われているんだろう?と思っています。
ただ、Javascriptやサーバー側で文字数を指定して指定文字数を超えたら「...」を表示してテキストをトリミングしてしまうというのは結構見かけます。これ、見た目上の差はないわけですが、text-overflowに関しては複数行にわたって適用することができないので、大体区別がつきます。JSでやっている場合は元のソースと実行後のDOMに成形されたソースを比べればわかりますね。

使い道は?

どんな時に使うのか?その使い道は?ということになりますが、もちろんアクセシビリティの観点から濫用は避けたいところです。

一つ使ってみたのはパンくず。特に末尾です。
コンテンツのタイトルが長い場合やサイト内での階層が深くなりパンくずが長くなっちゃうことありますよね?
特にパンくずの末尾はそのコンテンツのタイトルや見出しと同じ情報が入っている場合が多いはずなので、ココを切ってしまったところであまりアクセシビリティへの影響はないと思います。

もう一つはスマートフォンのUIで、初めの1行だけを表示させて、その要素をタップすると全部の文字が表示されるというUIのコンテンツを作った時なんです。
というのも1行でもスマートフォンのデバイスの幅によって表示される文字数が違いますし、縦持ち(ポートレート)と横持(ランドスケープ)のViewportでは表示する文字数を適宜変えてあげたいわけです。

使い方

使い方はいたって簡単なのですが、このプロパティをつける要素は、

  • 幅(widthまたはmax-width)を持っている、またはdisplayプロパティがblockである。
  • overflowがhiddenである。
  • white-spaceがnowrapである。

となっています。

パンくずの長い末尾をトリミングする。

HTML

下記のようなパンくずで、リストを横並びまたはインラインで表示しており、末尾の要素が長いときに省略しようとした場合、

<nav id="breadcrumbs">
<ul>
<li><a href="/">Home</a></li>
<li><a href="/services/">Services</a></li>
<li><a href="/services/markup/">Markup</a></li>
<li>コンテンツのタイトルコンテンツのタイトルコンテンツのタイトルコンテンツのタイトルコンテンツのタイトルコンテンツのタイトル</li> </ul> </nav>

CSS

CSSはこんな感じです。

nav#breadcrumbs ul{}
nav#breadcrumbs ul li{list-style:none; float:left;}
nav#breadcrumbs ul li:after{content:'>'}
nav#breadcrumbs ul li:last-child:after{content:'';}
nav#breadcrumbs ul li a{padding:0 10px;}
nav#breadcrumbs ul li:last-child{padding:0 10px; max-width:15em; overflow:hidden; white-space:nowrap; text-overflow:ellipsis;}

最後のLI(nav#breadcrumbs ul li:last-child)の最大幅(max-width:15em;)をテキストが超えた場合、「...」を表示して(text-overflow:ellipsis)超えた分を隠します。

1行だけ表示した要素をクリック(タップ)で開閉する。

HTML

下記のような囲みの中を初期は1行だけ表示して、開閉する。

<section id="postSection">
<div id="postID0001" class="postItem"> <a href="#">投稿内容5投稿内10投稿内15投稿内20投稿内25投稿内30投稿内35投稿内40投稿内45投稿内50投稿内55投稿内60投稿内65投稿内70投稿内75投稿内80投稿内85投稿内90投稿内95投稿100投稿105投稿110投稿115投稿120投稿125投稿130投稿135投稿140投稿145投稿150投稿155投稿160投稿165投稿170投稿175投稿180投稿185投稿190投稿195投稿200投稿205投稿210投稿215投稿220投稿225投稿230投稿235投稿240投稿245投稿250</a> </div> <div id="postID0002" class="postItem">
<a href="#">投稿内容5投稿内10投稿内15投稿内20投稿内25投稿内30投稿内35投稿内40投稿内45投稿内50投稿内55投稿内60投稿内65投稿内70投稿内75投稿内80投稿内85投稿内90投稿内95投稿100投稿105投稿110投稿115投稿120投稿125投稿130投稿135投稿140投稿145投稿150投稿155投稿160投稿165投稿170投稿175投稿180投稿185投稿190投稿195投稿200投稿205投稿210投稿215投稿220投稿225投稿230投稿235投稿240投稿245投稿250</a> </div> </section>

CSS

CSSはこんな感じです。

.postItem{margin:0 0 10px; padding:0; border:1px #ccc solid; border-radius:8px; font-size:14px; line-height:1.5; padding:15px; background:#fff;}
.postItem a{white-space:nowrap; text-overflow:ellipsis; overflow:hidden; display:block; text-decoration:none;}
.postItem a.open{white-space:normal; text-overflow:none; overflow:visible;}

クリックできる要素(postItem a)をブロック(display:block;)として、テキストが超えた場合、「...」を表示して(text-overflow:ellipsis)超えた分を隠します。

Javascript(要jQuery)

JSはこんな感じです。

$(document).ready(function(){
	$('.postItem a').on('click',function(){
		$(this).toggleClass("open");
	});
});

クリックできる要素(postItem a)をクリックしてそのopenのクラスをトグルします。openのクラスでは、white-spaceをnormalに、text-overflowをnoneにoverflowをvisibleに、それぞれ元のプロパティを上書きします。

サンプル

サンプルはこちらです。別ウィンドウが開きます。